ご挨拶

もっとおいしい豆腐や油揚げがつくりたくて

弊社は小さな企業ですが、おいしい豆腐をつくるための努力は惜しみません。
おいしい豆腐をつくりたいという一心で、より良い食材を使用し、質の高い商品にするため、豆乳の真空濃縮機など、様々な機械を導入してきました。

「技術に人の心を込めて」
これからも「おいしい」を追求し続けてまいります。

凝り性な創業者は豆腐屋の命である釜を自分で作りました。メーカーの機械に満足できなかったのです。

学生時代から家業を手伝い、1991年に跡を継いだ二代目も親譲りの凝り性で、創業者の作った釜を改良に改良を重ね、新たに2台の釜を作りました。

これで終わりではありません。もっとおいしい豆腐を皆様に食べていただきたいと思い、日々奮闘しております。

豆腐・油揚げの最も重要な工程である、呉(大豆をすり潰した物)の煮沸を自社開発の釜で行っています。

2012年に開発した魔法の呉受けを自社釜に連結し、昔ながらの長時間煮沸で温度カーブを最も大豆に適したカーブにし、単に早く100度まで上げた煮沸処理では出せない豆乳のうまみをつくります。
そのことにより、完全に煮沸をコントロールでき、酵素によるうまみの増加と、均一に熱変性が終わった安全な豆乳を作ります。

1

安定した品質での提供

煮沸を完全にコントロールすることにより、豆腐の凝固品質を安定させることができます。

2

均一に優しく温度を上げることでうまみUP!

独自の温度コントロールで大豆の酵素を活かしうまみの増加した豆乳ができます。

3

安全で高品質な豆乳を製造

優しく均質に呉の温度を上げていくことで、大豆のうまみを壊すことなく、栄養分が最大限に水へ溶け出します。
均質に温度の上がった豆乳では、同時に殺菌も均一に行われ、安全な豆乳が出来上がります。

豆腐の命である大豆は、毎年何種類もの中から厳選して、その年の最も良い物を使っています。
作物は気候により、去年良かった大豆が今年も良いとは限らないのです。
選りすぐった大豆をもっとおいしくするために、アルカリイオン水で浸漬し、さらにおいしくしています。

浸漬水を電気還元しながらアルカリイオン水にすることで、大豆の酸化された細胞を還元してやり、大豆本来の味を引き出します。

大豆の挽き水は、大豆の持ち味を100%引き出せるように、ろ過した地下水をさらに軟水器を使い、殺菌のための塩素を直前に活性炭で吸収し、ピュアな水に近い状態にします。そして、大豆を生のまますり潰して使います。

一部商品に、特別栽培で栽培した大豆を使用しています。
特別栽培とは、出来るだけ農薬、化学肥料の使用を制限し、多くともその地域で慣行的に使用されている量の5割以下に抑えて栽培する農法のことです。

安定した商品を作るため、熟練した職人たちは日々工夫しています。
気温や水温の変化に応じて、日々大豆の浸漬状況を確認し、臼の挽き方を調整したり、細かく釜の温度カーブを変えたり、にがりの投入タイミングを調整しています。

一部商品に無浸漬製法を取り入れており、素材に合わせた製法でつくっています。
皮むき大豆を使用するため、大豆の糖分が全て豆腐に残り、エグ味がなくすっきりとした後味を実現。
また、雑菌が増えることなく、皮に付いた芽胞菌も残らず、衛生的な製法です。

昔ながらの手づくりの良さを生かした熟練の職人技と、素材に合わせた製法との融合でつくられている商品。
安定した品質と高い安全性で、皆様の食卓へおいしさをお届けします。

一部商品に無浸漬製法を取り入れています。

一般的な豆腐の製法は、丸大豆を一晩水に浸漬し、翌朝その水を全て捨ててしまいます。その水には大豆の水に溶けやすい成分(特に糖分)が多く溶け出してしまっています。
それを防ぐため、無浸漬製法では、製造直前に大豆の皮をむき、その後、わずかな水で大豆をふやかし、そのわずかな水と一緒に大豆を臼ですり潰します。その後、ゆっくりと生呉(大豆と水のペースト状の物)を炊き上げていく製法です。

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